プログラミングスクールのフィヨルドブートキャンプ(以下FBC)Railsエンジニアコースを卒業しました。作業時間1762時間、期間にして2年4ヶ月かかりました。内訳はチーム開発まで1年1ヶ月、チーム開発4ヶ月、自作サービス11ヶ月でした。
月ごとの振り返りをサボっていたので総括として振り返りつつ、入会を迷っている方や現役生に何か参考になればと思ってどんな風に進めていたのか書いていきます。
雰囲気を見て入会を決めた
入会検討の経緯
FBCに入る前はプログラマー適性を見るためにProgateで学び始め、その後Railsチュートリアルを学習し終えた状態でした。適性はありそうだと判断して未経験での就職を視野に入れましたが、就活に必要なポートフォリオを作成するのに独学で頑張るかスクールに入るかの選択を考えることになりました。当時の最新verのRails7の教材が少なく「パーフェクトRuby on Rails増補改訂版」を買って読もうとしてみましたがRailsチュートリアルの知識だけではなかなか難しく、独学よりもスクールが良いのではと思い始めました。
プログラマーをしている知人に相談してみたところFBCともう一つのスクールを提案されました。両方調べてみてFBC生のブログやFBCのYouTubeなども見てFBCの雰囲気が良さそう、というくらいの印象でFBCのお試しを始めました。
お試しで感じた雰囲気の良さ
入会するときにアンチハラスメントポリシーに同意する必要があり、まずそこでハラスメント防止を明文化して気をつけようという姿勢を見せていることが印象的でした。また、Discordで自己紹介をしたり初めての日報を書いたりした後歓迎のリアクションをたくさんいただけて、コミュニティとしてのFBCを大事にしていることが伝わりました。
普段SNSは見る専なのでコミュニティ参加を求められることに若干戸惑いはありましたが、初めての日報にメンターさんから丁寧な口調でコメントをいただけてメンターさんにも対等な立場で接してもらえそうと思ったこと、カリキュラムの内容が良さそうだと感じて入会を決めました。
ゆるい繋がりに支えられた
コミュニティ参加はほどほどだった
初めの方のプラクティスで他の受講生とのつながりが大事という内容がありますが、自分は積極的にはコミュニティに参加していませんでした。チーム開発前は日報にいただいたコメントにスタンプや返信コメントでリアクションする程度で、その他は提出物についてレビューアーのメンターさんに質問することがあるくらいでした。
ただチーム開発が始まるとkomagataさんと他の受講生の方とカメラオンでミーティングをする必要が出てきました。初めは緊張しましたが、ミーティングで、特にカメラオンで交流したことがその後もkomagataさんの質問タイムで質問しやすくなったきっかけになりました。自作サービスでは週一の進捗報告会で他の方の進捗を見たり、メンターさんにアドバイスをもらったりして緩いつながりを維持できたことが今思えば心の支えになっていた気がします。
FBCコミュニティにもっと参加したい人にもDiscordの作業部屋や輪読会などその手段がありますが、自分のペースで参加したい人にも寄り添った設計になっていると思います。
日報は自分のためにも人のためにもなる
どうやって毎日日報を書いていたか
地味に大変なのが毎日日報を書くことでした。元々文章を書くのに時間がかかるタイプなのでハードルを下げるために「今の気持ち」欄は何かしら書ければ良いことにしていました。自分は一日の最後に日報を書くのではなく作業時間を記録しながら思いついた時に内容を埋めていって最後に提出するというスタイルで進めていました。
やって良かったこと
自作サービス着手からは参考にしたサイトのURLを載せることにしていました。これによって何のサイトを参考にしたか後から見返したり、同じような実装をするときにまた参照するということが楽になりました。時々参考にしたサイトをメンターさんから聞かれることがあったのでその確認にも良いと思います。
参考にしたサイトをメンターさんに聞かれることがあるのでできるだけ公式ドキュメントなど信頼できる情報を探そうと意識するようにもなりました。
面倒くさがってURLを貼っただけにしていたので、何の参考にどのサイトを使ったかまで書いておけばもっと役に立ったかもしれないと振り返って思います。
日報制度の良さ
日報制度の良いところは詰まった時に直接の答えにならない程度に他の方の学習を参考にできたところにもありました。サイトURLが載っていればそれも参考になるし、学習した内容を書いている方も参考になりました。
自分も自作サービスでやったことをメモ的に残した日報を参考にしてもらえて嬉しかった出来事がありました。
入って良かったこと
カリキュラムが決まっている安心感
カリキュラムが決まっていて、参考にするべき書籍も指定されている、という点が迷わずに学習していけるのが楽で良いなと特に初めは思っていました。自分はProgateやRailsチュートリアルを先にやっていましたが、特に何も触ったことがなくてもできる難易度から始まるのでそこも心配はいらないです。設定されているカリキュラムを一通り理解してこなせば就職できるレベルに到達できるという安心感のもと学習していけます。
またコーディングだけではなく周辺知識も含めて体系的に学べたことも良かったポイントでした。
実務レベルのチェック体制
一番大きいのはメンターさんの存在だと思います。rubocopのようなツールのルールにはないけどこういう書き方をする場合が多い、というものがとにかく多いのでそれを教えてもらうだけで他の人が読みやすいコードに一歩近づけると思います。
自作サービスでは自分では一応納得した状態でコードレビューに出しましたが、かなり修正点がありました。他の人が読んでわかりやすく修正が容易なコード、無駄がないのに要点を抑えられるテストの書き方を徹底的に教えていただき実務レベルのコードとはどういうものかという視点をもらえました。自力で習得するのも不可能ではないと思いますが、そのスピードが段違いなのではないでしょうか。
コーディングだけでない自作サービス開発
自作サービスでは自分で考えたもの、またはFBCで用意されたテーマのサービスを一から作ります。画面の構成やサービスの仕様も自分で考えなくてはいけません。もちろんメンターさんに相談することはでき、手戻りが少なくなるよう作る前にチェックが入りますが、自作サービス開発のテーマとして今の世の中に存在していないサービスで代替手段よりも優れたもの、つまり本当に必要とされるものを選定する必要があります。
チーム開発までは用意された課題をこなす、あるいはIssueを解決する学習方法でしたがここで一気にプログラマーとしてだけでなく企画やプロダクトの責任者、デザイナー的な役割までこなす必要が出てきます。自分はFBCで用意されたテーマにしたのでサービスの根幹的な仕様は発案者からヒアリングして決定しましたが、UXを考えたプロダクト作りを行う経験はそれまでのカリキュラムとはまた別の面でとても勉強になりました。
最後に
FBCでの2年4か月を振り返ってみるとモチベーションの波もあったし、卒業までの目安時間1000時間というのを見て入ったのに全然終わらないんだけど…!と思うこともありました。それでも地道に作業を進めて日報を書いてミーティングに参加して、という習慣を崩さなかったからこそ最後まで完走できたのだと思います。
FBCはコツコツと進める人を裏切らない場所です。今カリキュラムに詰まっている現役生の方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ自分のペースを信じて継続することを大切にしてください。





